金沢大学|卓越大学院|プログラム推進室

CURRICULUM カリキュラム

カリキュラム メインビジュアル

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本プログラムのカリキュラムは、ナノ科学における俯瞰力と独創力を養う「プログラム基盤課程」と国際的視野と高度な専門性を養う「専門コース課程」から構成します。
プログラム履修者は、「プログラム基盤課程」と「専門コース課程」の必修科目の単位を修得し、所属研究科所定の単位を修得、博士論文の審査及び最終試験の合格が必要です。

プログラム基盤課程

入学後は、特定の専門コースに所属せず、まず「プログラム基盤課程」において、「ナノ科学概論」をはじめとするプログラムの基盤となる基礎科目を履修します。その後、Nano-Qualifying Examinationの筆記・口頭試問を実施し、ナノ医学・ナノ理工学における基礎的知識を修得しているかを評価し、合格者のみ専門コース課程へ進みます。

専門コース課程

「ナノ先制医学コース」、「ナノ脳神経学コース」、「ナノ環境科学コース」、「ナノ診断開発コース」の4コースの中から一つ選択・履修します。いずれのコースも、運営担当する研究科に所属するプログラム担当者だけではなく、それ以外の研究科や他大学・企業からの担当者が参加し、多様な教育を展開します。所属研究科の第1メンターと所属専門コースの第2メンターからの指導を受けながら、知のプロフェッショナルとして成長する期間と位置づけています。

SCHEDULEカリキュラムスケジュール

カリキュラムスケジュール

高度な専門性を養う
各コースの開講科目
(専門コース課程)

教授 田嶋 敦 (先進予防医学研究科)

ナノ先制医学コース未来型ナノ先制医学論

コースマネージャー教授 田嶋 敦 (先進予防医学研究科)

疾患を発症前に診断・予測し介入する先制医学の知見に加え、最先端のナノ計測学とシミュレーション科学も学修し、がん・生活習慣病などの疾患原因分子のナノ動態・ナノ構造の根本的理解に基づく診断・予測技術の開発や、ナノレベルの制御による予防・治療の実践的取り組みを学修します。

教授 菊知 充(医薬保健学総合研究科)

ナノ脳神経学コース統合ナノ神経科学論

コースマネージャー教授 菊知 充(医薬保健学総合研究科)

神経科学の基礎、大脳の機能の詳細について、マクロ・ミクロ・両方の観点から学修します。とりわけ、ミクロ的観点については、ゲノム解析や超解像蛍光顕微鏡、電子顕微鏡、電気生理、脳磁図などを用いた解析技術と、ナノプローブ顕微鏡を用いた解析技術を学び、それらに基づいた神経細胞レベルの機能を学修します。

教授 長谷川 浩(自然科学研究科)

ナノ環境科学コース環境ナノ物質制御論

コースマネージャー教授 長谷川 浩(自然科学研究科)

PM2.5等の環境中微小粒子や超微量物質、ナノ材料等の病原性の原因となるナノスケールの動的な構造情報を解析する技術を学修します。超分子化学に基づく反応制御理論や細胞レベルの生体応答情報に基づいて、健康課題解決に資する機能性材料の探索と設計を進め、高性能・安全な新規ナノ材料を創出する方法を学修します。

教授 古寺 哲幸(新学術創成研究科)

ナノ診断開発コース先進ナノ診断開発論

コースマネージャー教授 古寺 哲幸(新学術創成研究科)

最新の計測技術(光学顕微鏡、電子顕微鏡、ナノプローブ顕微鏡など)を例に、それらがどのようなニーズの元に発明され、開発段階で直面した困難をどのように乗り越えてきたか、それによりどのような病理診断が可能になり、これからどのように発展しうるのか、最新の動向について学修します。

CLASSES授業科目

プログラム基盤課程科目
ナノ精密医学・理工学概説(1単位)必修 履修者、プログラム担当教員、連携先企業担当者の参加により異分野融合に向け、互いを知り、ビジョンの共有を行う。学長の講義やグループワークを経て、異分野融合の可能性やイノベーション人材が身に付けるべき要素・能力の醸成を目指す。 ナノ科学概論(2単位)必修 講義の前半では、さまざまな走査型プローブ顕微鏡法の原理と設定について説明する。 特に、走査型トンネル顕微鏡、原子間力顕微鏡、ナノピペット技術について詳しく説明する。 講義の後半では、生物を構成するナノスケールの生体分子の構造と動態を可視化する。 最先端の研究の手法、成果、動向及び展望について概説する。 ラボローテーション必修 学生の専門以外の研究室に配属する。理工学系の学生は医薬保健学系の研究室に、医薬保健学系の学生は理工学系の研究室に配属する。この経験により、自分の研究分野ではない異分野の研究技術や視点を学ぶとともに、異分野を研究する者とのコミュニケーション能力などを涵養する。 データサイエンス必修 大学院GS基盤科目又は大学院GS発展科目において、データサイエンスに関する最新の動向を学ぶ。 イノベーション必修 大学院GS基盤科目又は大学院GS発展科目において、現在の社会経済におけるイノベーションの重要性について学ぶ。 環境・エネルギー技術英語(1単位)選択 PM2.To develop oral English communication skills. Use English to communicate with through various topics related to Energy and Environment.
専門コース課程科目
ナノ科学融合実践演習(1単位)必修 担当講師のもと、プログラム履修者が主体的に行うセミナー。履修者が自身の研究について講義・発表したり、あるいは履修者の企画提案により講師を招き、講演をしてもらう。また、異なる専門コースの履修者が混在したグループを組み、互いの研究内容紹介や研究室の相互見学や診察・治療の現場見学などを通じて、自分達が定めた融合研究プロジェクトを実施する。 未来型ナノ先制医学論【ナノ先制医学コース】(2単位)選択必修 疾患原因分子の解析により、疾患を発症前に診断・予測し介入する先制医学の知見に加え、最先端のナノ計測学とシミュレーション科学も学修し、がん・生活習慣病などの疾患原因分子のナノ動態・ナノ構造の根本的理解に基づく診断・予測技術の開発や、ナノレベルの制御による予防・治療の実践的取り組みを学修します。 統合ナノ神経科学論【ナノ脳神経学コース】(2単位)選択必修 神経科学の基礎、大脳の機能の詳細について、マクロ・ミクロ・両方の観点から学修します。とりわけ、ミクロ的観点については、ゲノム解析や超解像蛍光顕微鏡、電子顕微鏡、電気生理、脳磁図などを用いた解析技術と、ナノプローブ顕微鏡を用いた解析技術を学び,それらに基いた神経細胞レベルの機能を学修します。 環境ナノ物質制御論【ナノ環境科学コース】(2単位)選択必修 PM2.5等の環境中微小粒子や超微量物質、ナノ材料等の病原性の原因となるナノスケールの動的な構造情報を解析する技術を学修します。超分子化学に基づく反応制御理論や細胞レベルの生体応答情報に基づいて、健康課題解決に資する機能性材料の探索と設計を進め、高性能・安全な新規ナノ材料を創出する方法を学修します。 先進ナノ診断開発論【ナノ診断開発コース】(2単位)選択必修 最新の計測技術(光学顕微鏡、電子顕微鏡、ナノプローブ顕微鏡など)を例に、それらがどのようなニーズの元に発明され、開発段階で直面した困難をどのように乗り越えてきたか、それによりどのような病理診断が可能になり、これからどのように発展しうるのか、最新の動向について学修します。 国際研究実践(1単位)必修 大学院GS発展科目 インターンシップや、海外研究機関留学等を行う。
医学系領域科目
レギュラトリー・サイエンス(2単位)選択 レギュラトリーサイエンス(薬事法、倫理、医薬品、医療機器開発、安全性・ファーマコビジランス、臨床試験デザインなど)に関する知識を習得します。 メディカル・イノベーション(2単位)選択 医薬品、医療機器、診療技術の開発や規制に必要な知識や思考法を習得します。 実践英語(2単位)選択 Japanese Graduate Students will work primarily on communicating in small groups through a variety of activities including games, role play, discussion and short presentations. The instructor will also assist students with developing fluency and accuracy (both grammatical and phonological) in English. Students will record themselves for self-evaluation. Feedback and error correction will be provided by the instructor and classmates. メディカル・イノベーション演習(2単位)選択 臨床試験プロトコル作成演習、アントレプレナーコンテスト、臨床研究シーズ発表会、起業共同研究演習など、さまざまの演習を行います。
理工系領域科目
国際コミュニケーション演習(1単位)選択 様々な状況を想定したシミュレーション環境の下、自分の意見や意志・要求・アドバイスなどを英語で表現し相手に正しく伝える方法を学びます。 ビジネス・技術マネジメント戦略論(1単位)選択 ビジネスモデルの構築や商品企画を検討する上で重要となるロジカルシンキング、クリティカルシンキング、ラテラルシンキング、クリエイティブシンキング、デザインシンキングを理解し、課題設定力、発想力、分析力、創造力などの強化を目指します。さらに、技術マネジメント(MOT)の背景と必要性を学び、MOTの観点から適切な解決策の検討が出来ることを目指します。 イノベーション方法論A(1単位)・イノベーション方法論B(1単位)選択 日常のアイデア、専門知識、研究・開発成果から商品やサービスを考え、具体化するための方法について、グループ討論による疑似体験を通して学びます。本科目においては、ベンチャー企業の創業者や事業のリーダーによる新しい産業の動向に関する講演を行います。

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