2024.06.04
活動報告
Student-Selected Seminarにて,東京医科歯科大学 特別栄誉教授 中山 敬一先生にご講演いただきました(5/17)
令和6年5月17日(金),「Student-Selected Seminar」を開催し,東京医科歯科大学・高等研究院 特別栄誉教授 中山 敬一先生にご講演いただきました。
「Student-Selected Seminar」は,本プログラム履修者の企画提案により開催する,第一線級の講師による講演会です。本学の指導の下,プログラム履修者が,講師へのファーストコンタクトから当日の司会進行まで,提案・企画・検討・運営を行っています。今回は,生体内における細胞周期制御因子の機能解明や腫瘍発生メカニズムの解明につながる研究を推進し,次世代プロテオミクス技術の開発においても大きな業績を挙げている中山先生にご講演をお願いしました。
中山先生は,「次世代プロテオミクス X AIがもたらすがん治療革命」と題し,ご自身の研究を基盤に開発された,タンパク質のアミノ酸配列から治療薬候補を高速に見つけ出す人工知能「LIGHTHOUSE」や,これからの時代を担う研究者に必要なマインドについて講演されました。ひときわ学生に深い感銘を与えたのは「全ての部分を知ることがこれからの研究」という言葉でした。研究を大きな絵画のパズルに例え,「1つのピースだけではなく,全体を見渡せばどこに問題があるのかは一目瞭然である」と説明がありました。
本講演会には,大学院学生,学士課程学生及び教職員,約180名が参加しました。
また,講演会後の交流会では,参加学生が中山先生に質問して闊達に意見を交わし,有意義な時間を過ごしました。