プログラム履修者が2024 The 25th International Symposium on Microsomal and Drug Oxidation最優秀ポスター賞を受賞

　令和6年7月7日〜10日にチェコ共和国 プラハで開催されたThe 25th International Symposium on Microsomal and Drug Oxidation (MDO)において、プログラム履修者である医薬保健学総合研究科創薬科学専攻の佐藤怜さんが、自身の研究テーマ「アルコールデヒドロゲナーゼの薬物代謝における機能解明」についてポスター発表を行い、最優秀ポスター賞を受賞しました。また、受賞記念講演として口頭発表を行いました。
　アルコールデヒドロゲナーゼはエタノールを代謝することで知られていますが、その薬物代謝における機能についてはほとんど研究がなされていません。佐藤さんは、肝臓に発現するアルコールデヒドロゲナーゼについて薬物代謝の観点から機能解析を行っており、MDOではその最新の進展を発表しました。

【佐藤さんのコメント】
　英語での議論は難しいと感じることもありましたが、グローバルな視点で自身の研究について議論する力は若手研究者にとって必要不可欠であり、挑戦すべき課題であると実感しました。卓越大学院プログラムの支援を受けて実施した研究留学の経験も活かし、言語の壁を恐れずに自身の研究に興味を持っていただけるような発表を心がけました。また、質疑応答の際には相手に伝わる明確な回答を意識することで、多くの貴重なコメントやアドバイスをいただくことができました。
　この経験を通じて、研究に対するモチベーションや自信が一層高まりました。これからも精進し、新たな研究成果を挙げる努力を続けたいです。